あまーい!あまままーい!
Colby O'Donis ft Akon / What You Got:Youtube
建設業などのキャッチコピィに、「地図に残る仕事」というものがあった。自分の仕事が形として残ることは、たしかに1つのクレジットだとは思う。ただ、経済が発展している社会では、そうした仕事の割合が多かったけれど、ある程度達成してしまったあとには、そればかりでは困る。
街が発展しているときには、様々なものが必要になる。あの施設は誰が建てた、あの道路は誰が造った、というように形として業績が残る。しかしその時期を過ぎると、新しく必要なものは少なくなる。既に使われている施設も老朽化してくるわけで、それらを修復する必要も生じる。これらの「維持」や「補修」は形にならないので、どうしても業績として捉えにくい。あの建物は誰が直した、というふうには語られないからだ。
名目を無理に考え、さらに新しい施設を作り続けるよりも、既存の施設を直すことに資金を投じるべきなのに、それでは形に残らない、自分の業績として見えにくい、話題性がない、新たな組織が生まれない、などと考える。これは「常に前進したい」積極性のように見えるが、実は、これまでの金の流れを変えたくない、そのことで生じている今の権力を維持したい、という消極性でもある。
新しい建物がどんどん建つわりに、古い建物の修復には予算がつかず、ずっと放置されている。日本では、どこにでも見られる光景だ。官僚の世代が変わるまでは無理だろうか。その世代の頭の中には、まだ戦後の復興という形が残っているのか。
古い世代にまだまだいる。なにかというと、新しい施設を作りたがる人たちは、そういうことでしか元気が出せない人種、つまり、貧しい日本を生きてきた世代なのだ。ご苦労様でした、と言ってあげたい。もう引退した方が良い。
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