「孤独」と「悲しみ」は同義ではない

2010年10月29日

なりたかったもの

「僕って、自分の将来について真剣に悩んだ事ってほとんどないんですよね。」
「そう。そりゃ、受験やなんかで悩んだ事はあったかもしれないけど、それだって結局逃げるように惰性で決めてた気がしてならないんですよね。何かに理由つけて。ん?例えば、中の良い友達が行く学校だから、とか、一人暮らしがしたいから、とか。」

「あの、アレあるじゃないですか、タイムカプセル。あれ、小学校の時何書いたか覚えてます?僕は覚えてるんですよね。小学生低学年の時に、先生に将来の夢を書けって言われて、僕困っちゃいましてね。だってみんな目をキラキラさせて机にかぶりつくようにして鉛筆を走らせてるんですよ。僕には夢も何も無かったんですね、その時。で、しょうがないから、ウケを狙って『スーパーマンになりたい』って書いたんですよ。いや、今思えば全然おもしろくもなんともないし、最低レベルの冗談にもなんない悪ふざけだとは思いますよ?でもその時はそれしか書く事が思いつかなかった。そしたら翌日先生にこっぴどく怒られましてね、真面目にやれって。夢に真面目もくそも無いと思うんですけどまぁ事実ふざけて書いた作文だったんで何も言えませんでしたよ。ええ。わかるでしょ。」
「でね、結局どうしたかっていうと、隣の席のやつに『何書いた?』って聞いて、『じゃぁ俺もそれにする』って書いたんです。消防士さんになって、みんなを救いたいって。そしたら先生すごい満足そうででね。笑っちゃうでしょ。」

「そんでね、この話には続きがあるんですけどね、中学生の時にもそんなのがあったんですよ。そう、タイムカプセル。でね、僕はそのことをすっかり忘れてたんですけど、成人式で帰省した時に友人に誘われて中学校のタイムカプセルの開封に行ったんですよ。くどいようですけど、僕はそんなことすっかり忘れてたんですけどね。何を書いたかもまるで覚えてないから、今度はちょっとワクワクしながら行ったんですよ。そしたらね、なんて書いてあったと思います?そう、将来の夢。あのね、なんも書いてなかったんです。そう、おかしいでしょ。ていうか何も書いてないどころか、紙キレ一枚入って無いんですよ。みんな懐かしそうに過去の自分からの手紙を読んでる中、僕はバカみたいにポケットに手をつっこんでつっ立ってましたよ。でも、なんだろう、なんか、あの時はそのことを深く考えもしなかったし、ただぼーっとその光景を見てましたね。」

「大学受験とか悩みました?進学するか、就職するか。どこの学校に進学するか。へー、そうなんですか。ちょっと聞いてみたいんですけど、その学校を選んだ理由はなんですか?やりたいこととかなりたいものがあったんですか?あぁ、なるほど。そっかぁ。僕は無かったんですよねぇ。ただ、勉強はもうヤだったし、絵が好きだから絵で将来食っていけたらなぁなんて甘い考えで美大を目指したんですよ。そうなんですよ!これでも受験とかしたんですよ!ちょ、それは言い過ぎじゃないですかぁ。あはは。でもね、実際そうかもしんないです。たまたまちょっとまわりより絵が上手で、絵っていったってノートのはしっこに描いてた落書きをまわりの友達がうまいうまいって褒めてくれるレベルで、とんだ勘違い野郎だったんでしょうけど。それに絵で食ってくって行ったっていろいろあるわけじゃないですか。画家だったり、イラストレーターだったり、漫画家だったり、工業デザイナーだったり。でもね、そんなの深く考えるのも面倒で、そんなの入ってから決めればいいやって思ってました。だから受験も『とりあえず洋画学科』みたいな。理由なんてなんもなくて。ぶっちゃけ好きな画家すらいませんでしたよその時は。」

「そんでね、まぁご存知の通り受験でコケちゃって、しばらく京都のアトリエに通ってたんですけどね。あの頃は楽しかったな。みんな変わったやつばかりで、ヒトと違う事が正とされるような世界で気の合う仲間と朝まで酒を飲みながらアートや音楽や猥談に華をさかせて。でも、疎外感と焦燥感はいつも感じてたかな。自分には何もなかったから。やりたいことが。」
「なんかリアルじゃなかったんですよね。アートを語る僕の言葉も、僕の存在も。そんなことを何となく感じてたんだと思います。」
「暫くしたら、自分の実力の天井が見えちゃいましてね。昔からそういう子供でしたけど、ちょっとやってみるとわかっちゃうんですよ。精一杯やっても多分このヒトには勝てないな、とか、ここまでしか行けないだろうなっていう自分の限界が。かってに決めてただけかもしれないですけどね、今でもそういうトコロはあるかもしんないです。ですよね、誰でもあるんですよねそういうの。そしたら、もうなんか頑張るのがヤになっちゃうんですよ。投げ出すのが早いんですね。違いますよ、飽きる前に。」

「で、なんか逃げるようにアトリエをやめてファッションの専門学校に願書を提出したんです。あの時、僕、自分に言い訳をつくってやらなくちゃいけなくて、それで口癖のように言ってましたね『今の時代、絵じゃ食っていけない。』『死んでから有名になるようなのはいやだ。』笑っちゃうでしょ。誰も強制なんてしてないのに。誰も絵描きになれなんて言ってないのに。そう!しかも有名になる前提で。くだんないっすよねぇ。笑っちゃうでしょ。」

「そんなんだから卒業してもずいぶんと長い間就職も決まらなくて、東京でブラブラしてたのかな。フリーターしながら。ええ、そうです。で、一緒に東京に出てきた友人が就職が決まって、慌てて僕も願書を送りまくったんですよ。そん時も大して悩まなかったですね。この会社にどうしても勤めたい!とか、そういうの全くなかったな。そんでたまたま拾ってくれたのが前の会社なんですよ。ぶっちゃけ就職活動なんてまじめにした記憶はほとんどないです。」

「なんなんでしょうね、僕だけなのかな、こういうのって。え?そうですか?そう言ってもらえると救われますよ。でもね、おかしいのは、こんな僕でも将来に不安を感じたりもするんですよ、漠然と。今まで一度だって自分の将来を真剣に考えた事無いくせに、このままでいいんだろうか、どうなってしまうんだろうかって。しまいにはこれがなりたかった自分なのかって。なりたかった自分てなんなんでしょうね。不思議でならないんですよ。」


DNA & Suzanne Vega/Tom's Diner
posted by ミグリン at 21:21 | Comment(5) | TrackBack(0) | 日記 はてなブックマーク - なりたかったもの | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月27日

WORLD ORDER

格闘家とかスポーツ選手の方向転換で、歌手とかアーティストとかって最近じゃわりとありふれた趣向ですし、漫才師でも絵を描いてる時代ですけど、今までそんなもんバカにしてたんですけど初めて「やだなにこれ、ちょっとカッコいい(じゅんじゅわ////)」っていうのに出会いました。
格闘家としては奇をてらっただけで大した結果も残せなかった2流選手とかくらいにしか記憶に残ってない(言い過ぎ)須藤元気さんの率いるパフォーマンスグループ『WORLD ORDER』がすごい。
とりあえずこんだけ煽っといてなんですけど期待せず見てほしい。


ちょっと見直した。特に海外で評価がすこぶる高い(らしい)WORLD ORDERなんですけど、パフォーマンスもさることながら、音楽もけっこう好きです。なんだろうちょっとラムライダーっぽい。特にこの曲は好き。
そんでこの動き、絶対まねできない。むっちゃ難しい。
素人が真似してもこうなるのがオチ。(←閲覧注意)
でもおまえら絶対エレベーターの中とかでこっそりやってしまうからね!

iTuneストアでも購入できるので気になったヒトは是非。


posted by ミグリン at 01:50 | Comment(2) | TrackBack(0) | 音楽 はてなブックマーク - WORLD ORDER | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月26日

Break Heart

振り返ったら君がいいな
僕の向こうに君がいいな
こっちへおいでよ新しい遊びを教えてあげる
煙の中に透かして見える慟哭の尖塔みたいに
満月を貼付けたみたいな黄色い鉛筆で描こうか
大陸のボルサリーノ
深海のムハンマド
ベラルーシからドバイまで、海を弾けたらいいな
フランクフルトからマンハッタンまで、君といけたらいいな

奥底に秘めた君とがいいな
起源の架け橋を渡るなら君とがいいな
こっちへおいでよ新しい言葉を教えてあげる
失恋した兎みたいにメリーゴーランドにつかまったまま
赤や黄色や青いスイッチを1ページめくろうか
魅惑の泉をサルベージ
抜け駆けしたいジャンヌダルク
ゆりかごから墓場まで、今日を拭えたらいいな
銀河鉄道であの星のまだ向こうまで、君といけたらいいな

Taio-Cruz-Break-Your-Heart-Single-Cover-Artwork.jpg
Taio Cruz/Break Your Heart (ft Ludacris)
posted by ミグリン at 02:38 | Comment(1) | TrackBack(0) | 静かなもの はてなブックマーク - Break Heart | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月22日

情報とかさー

あーダル。なんつうか今日の僕は昨日のコピペなんですけど、こんなんでええんかなぁって思うよねぇ。今週の僕は先週のコピペ。今年の僕は去年のコピペっすか。あー、じゃあねー、もー、これ言っちゃおっかなー。あーでもなー、えぇ?あーじゃぁ言いますわー。この前国勢調査の話をちょっぴりしたんですけど、あれ回答率ひどいらしいってのをニュースで見たんすよぉ。
つかさー、おまえらさー、なんなの?なんか言うたら「個人情報が」とか言いますよね。バカの一つ覚えみたいに。
しゃらくせぇったらねえ。
この前居酒屋で会社のヒトと飲んでたら予防接種の話になったんすけどね、会社のヒトがこんなこと言う。
「あれ、受けてるんだぁ。そっかー、、、、まぁ、じゃぁいいわ。え?ううん、、、、いやさ、ああいうのって、、、、まぁ、なんつーか、そのうちさ、、、、その、マイクロチップ埋め込まれるからね。いやいや!マジだって!ホントに!まじで国に全部位置とか情報とか全部管理されっからね!」
これ、本気で言うてるからねー。こいつマジで頭大丈夫かと思うよね。なんのパラノイアやねんと。
つかさー、あとさ、タバコ吸ってるヒトいる?しぶとく吸ってるヒトいる?そん中でタスポ持ってるヒトどんだけいる?
僕さ、タスポ持ってるんすけどー、みんな借してくれって言うんすよね。
ほんでさー、なんで作らないのって聞くとたいていのヒトがこう答える。「個人情報が」。

ええかげんにせえよと。
君たちなんぼのもんやねん。闇金や新興宗教ならいざ知らず、政府やJTBに知られてまずい君たちの個人情報てなんやねん犯罪でも犯す気か。どんだけ凶悪犯罪犯す気やねん。それともあれか、悪の政府に立ち向かうレジスタンス気取りか。映画の見過ぎ。
政府はあれかバビロン的なやつか。んで戦う意思はあんのか。ない?はいワロスワロス。

僕なんかあれっすねー、どんどんマイクロチップ的なもんとか埋め込んでほしいわー。
ほんで住民票とか取り寄せんでも良くなったらいいなぁって思うよ。
そんなこと出来るならなんならバーコードの入れ墨くらい入れますよ。
タバコとかもそれで買えるなら最高に便利だよねぇ。免許もタスポも持ち歩かなくていいなんて最高。
ちがう?あっそー。あ、やべー、鼻血でてきt


Pussycat Dolls/I Hate This Part
posted by ミグリン at 21:45 | Comment(3) | TrackBack(0) | 思考 はてなブックマーク - 情報とかさー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月06日

国勢調査

座右の銘は「あわよくば」です。どうでもいいんですけどね。
ちょっと遅かったかもしらんけど書きます。今って国勢調査の時期じゃないですか。僕はなんか偉そうに首都東京の在住なんですけど、今年から試験的に国勢調査のインターネット回答が可能になったんすよ東京だけ。
これが素晴らしい。なんつーか、久しぶりに正しい税金の使い方を見た。見たってか体験したってか、享受した。文明を。税金を。
なんかめんどくさいっすよね、ああいうのって。個人情報なのにわりと使途不明だし。
でもこんなんがいわゆる2chとかで「ソースだせ」「ぷはwww情弱wwww」とかに使われるんだと思うとまぁいいんかなって思ってしまうっていう現代っ子っていうかネット星人なんすけどまぁそれはいいや。
んでなんだっけ、あぁ、めんどくさいって話なんですけど、書き込んで送るのめんどくさい。おれめんどくさい。あと回収にくる国勢調査のヒトとかもめんどくさい。あと、この時期に湧いて出る詐欺のヒトもめんどくさい。集計するヒトもめんどくさい。みんなめんどくさい。
そういうのズバーっと解決なわけじゃないですか。いや、ぶっちゃけネットで回答すらめんどくさいおっくう人間なんですけど、今日たまたまニュースで『国勢調査のネット回答率5%以上!」ってのを見た。の。NoooooOOOO!!!!
ごぱーせんと、、、だと、、、?ざっけんな日本!ざっけんなTOKIO!!!5%ですげーとかバカか!
んでなんですか、この国勢調査で回答が得られない場合は、調査員がなんか近所の家とかに聞き込み調査とかするらしいよ。あと賃貸マンションとかの場合は大家とかに。「あのー、ちょっといいですかぁ?隣のヒト、いないみたいなんですけど、隣、何人くらい住んでますかねぇ?おとこぉ?おんなぁ?あーそう、年齢は?あ、あといっこだけいいですか」ってコロンボばりに。
むっちゃ無駄!でた税金の無駄遣い。しかも気色悪い!!
これはいかんですよー。けしからんですよー。
まずね、IT大国日本の首都東京の国勢調査回答率が現時点で5%。これ我慢できない。喜んでる場合じゃない。どう考えても30%以上いってないとダメ。国が許しても俺が許さん。
それと、国勢調査のばばあ(おっさん)の無駄な仕事。この税金。コレ我慢ならん。
ほんでわけわからん奴に身辺探られんのもなんか気持ち悪い!

ぜーったいおまえらアレやからね、税金たけーとか税金無駄遣いすんなとか給与明細見るたびに言うてるからね。なんなら普段からニュースとか見るたびにいうてるからね。そんなおまえらがこんな無駄遣いスルーしちゃいかんじゃろがい!ってなわけですよ。
選挙もネット!国勢調査もネット!住民票とかの受理申請もネット!全部ネットですましたらええじゃろがい!と、おもいました。

んで、慌ててさっきネットで回答してきたんですけど、むっさ簡単。
すげー親切。んでわかりやすい。しょうみ5分ですよ。しかも少なくとも国勢調査のばばあとかに近所に不気味な聞き込みされなくて住んだと思うとホッと胸を撫で下ろしとるしだいですよ。
僕なんかあれですよ、なんなら回答後にアンケートにも答えちゃったもんね!

っつーわけで、東京に住んでるシトはさっさとネットで回答しちゃうのをおすすめする。
あと、この便利なシステム作るのにいくら金つかったのか知りませんけど、どうせお役所のことだからじゃぶじゃぶ税金注ぎ込んだんでしょうけど、今んとこいくらつこたよーとかいう目立った情報は届いてないので今日のところは許す。
つか、多分これに80億つかいましたわーなははははは!っていうバカみたいな話あっても、まぁ今回はおそらく「あー、おれもお役所の仕事受注してー」って鼻くそほじくりながら思うにとどまる自信がありますおわり。


Res/Golden Boy
posted by ミグリン at 01:07 | Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 はてなブックマーク - 国勢調査 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。